腫瘍マーカーの値
昨日先生から腫瘍マーカーの値についてもご説明してくださいました。
ともに基準値より低く、とくに健康な人とそん色ない値になっていました。
CEA:2.2
STN:27.1
CA19-9:20.4
CA72-4:2.4
でした。
あれれ・・・こんな数字みたって今後の忘れちゃうなぁと思い、腫瘍マーカーについて調べました。
今回は腫瘍マーカー.comのサイトよりそのまま引用させていただきました。
腫瘍マーカーとは・・
がんの目印となる特定の物質
腫瘍とは、体内の細胞の一部が突然、異常分裂してしこりになるものです。良性と悪性があり、悪性腫瘍が「がん」です。
体内に腫瘍ができると、健康なときにはほとんど見られない特殊な物質が、その腫瘍により大量につくられ、血液中に出現してきます。この物質を「腫瘍マーカー」といいます。
腫瘍マーカーの検査は、がんのスクリーニング(ふるいわけ)として行われますが、現状ではまだ理想的な検査とはいえず、腫瘍マーカーが陽性だからといって必ずがんがあるわけではなく、反対に陰性だからといって完全にがんが否定できるわけではありません
だそうです。
CEA:消化器系がんの腫瘍マーカー
CEAは胎児の消化器細胞だけにあるタンパクの一種ですが、がん細胞が増殖している組織内からもつくり出されます。消化器系がんのスクリーニング検査として広く用いられ、また、がん治療後の経過観察、再発や転移の早期発見にも重要です。
CEAは胃がんや大腸がんの腫瘍マーカーとして知られていますが、進行胃がんの30〜40%にしか検出されません。肝臓がん、胆道がんにも用いられます。ただし、胆管がんでは必ず上昇するとは限らず、胆のうがんではCA19-9ほど顕著には上昇しません。
膵臓がんの場合は、スクリーニング検査としては不十分で、治療効果の特定に有効です。
CEAの基準値
5.0ng/ml以下
健康な人でも約3%の人は基準値を超える場合があるとされており、高齢や喫煙でもやや上昇する傾向があります。がんが進行するにつれて高値となり、基準値の倍以上ではがんの疑いが濃厚、4倍以上では転移がんが疑われます。
CA19-9:消化器がん、とくに膵臓がんの診断に有効
CA19-9は消化器がんの中でも、とくに膵臓がんに特異性の高い腫瘍マーカーです。早期発見に関しては有用性が低いのですが、治療効果を調べる場合などに役立ちます。
膵臓がん、胆道がんで80〜90%の高い陽性率を示すほか、胃がん、大腸がん、肝臓がんでは30〜60%が基準値を超えます。
CA19-9の基準値
37U/ml以下(RIA法)
CA72-4
血中CA72-4は卵巣癌に対する腫瘍マーカーではあるが、乳癌や胃癌、大腸癌の検出にも有用である。また、卵巣や肝臓、腎臓の良性疾患における疑陽性率が低く癌に対する特異性が高い
CA72-4の基準値
4.0U/ml以下(RIA法)
STN
卵巣癌・胃癌・大腸癌・膵癌・肺癌
精製したヒツジ顎下腺ムチンを免疫抗原として得られたマウスモノクローナル抗体TKH-2により認識される糖鎖抗原で,糖鎖の母核構造部分に存在し,糖鎖の合成不全および異常シアル化により合成・蓄積されると考えられている。ヒツジをはじめ動物の顎下腺に存在する。意義として,卵巣癌や各種消化器癌で高値を示し,良性疾患で低値を示す事から,癌特異性が高く,卵巣癌や胃癌再発例の補助診断,経過観察に有用である。
STNの基準値
45U/ml以下
なんかいろいろ調べてみると難しいのですが、大腸、肝臓まわりの数値をとるものですね。
すべて基準値以下なので、ほっとしました・・・・
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